宇都宮美術館
所蔵品データベース

ビゴー・コレクション

ジョルジュ・ビゴー(Georges BIGOT, 1860-1927)は明治時代に来日し、数多くの諷刺画を通じて近代化を進める日本の姿や東アジアの情勢を描いたことが知られています。一方、彼が描いた美しい日本の風景や風俗、あるいは様々な事件を扱った報道のためのスケッチのような仕事は、まだまだ十分に知られていないかもしれません。宇都宮美術館が所蔵するジョルジュ・ビゴー・コレクションは300点を超える作品・資料から成り、この画家の幅広い仕事を伝えています。

ジョルジュ・ビゴー
Georges BIGOT

国籍 フランス
出身地 フランス、パリ
没地 フランス、ビエーヴル

略歴

1860年
4月7日、フランス、パリに生まれる。父オーギュスト・ビゴー(Auguste Bigot, 1834-1868)は下級官吏、母デジレ・ジェニー・ルサージュ(Désirée Jenny Lessage, 1838-1908)は画家であった。
1872年
この頃、ジャン・レオン・ジェロームやカロリュス・デュランの指導を受けたとされる。
1876年
生計を立てるため、新聞・雑誌などの挿絵の仕事をするようになる。この頃からジャポニスムに熱狂する人々とつながりを持ち始めたとされる。
1881年
マルセイユを出港し、翌年横浜に到着。
1886年
8~9月、栃木県の日光を旅行する。
1887年
雑誌『トバエ』(第2次)を刊行。7~9月、静岡県修善寺、熱海を旅行。
1899年
フランスに帰国。
1927年
10月10日、ビエーヴルの自宅庭を散歩中に心臓麻痺で死去。

《熱海の海岸》あるいは《熱海にて、日本の漁師たち》
1888年頃